ベストセラー教授

ただいま絶賛広告中のDS用謎解きソフト「レイトン教授と不思議な町」の謎解き部分は多湖輝教授(昔ベストセラーだった「頭の体操」シリーズ著者、「マジカル頭脳パワー」も監修)が担当しているという話を聞いた。

「じゃあ、主役はレイトンなんて洒落た名前じゃなくターゴ教授かターゴ博士かターゴ部長にして、挙げ句の果てに大落ちで『ターゴ教授は実は女だったのだ』とやらないと嘘でしょうが!!!!」

と言いたい気持ちはやまやまなのですが、周囲に頭の体操ネタの分かる読者が居ないので黙っています。平たく言うとクイズパズル本の類である「頭の体操」シリーズなのですが、それぞれの問題は、言葉クイズなのか論理クイズなのか数理パズルなのか、というパッケージングがまるでなされていない状態で並べられていたのです。とんち問題と本格計算問題が何の予告もなく並べてあるところは今でも結構新鮮だと思う。たとえばこんな問題を子供の頃に読みました。「『ターゴ』という単語はA国では肯定、B国では否定、C国では不明の意味を表す。この三か国の人たちに同じ言葉をかけて全員に『ターゴ』と応えてもらうには一体どう言えば良いのだろうか?」著者の名前のもじりが度々登場するのは頭の体操シリーズの伝統なのです。



ちなみに答は「『ターゴ』と言って下さい」だったのであの教授はいつか誰かにぶん殴られるんじゃないかと子供心に心配になった。あれから十数年が経ちました。多湖教授は殴られもせずに元気にゲームの監修をしています。いや、殴られたかも分からんけど。


レイトン教授と不思議な町(特典無し)
レイトン教授と不思議な町(特典無し)


頭の体操〈第1集〉パズル・クイズで脳ミソを鍛えよう
頭の体操〈第1集〉パズル・クイズで脳ミソを鍛えよう

テスト・ザ・ネイション2007

毎年秋に行われていた全国一斉IQテスト特番「テスト・ザ・ネイション」、今年は無いなーと思っていたら装いも新たに本日付で帰ってきました。今年はIQテストではなく人間関係力テストだそうで、コミュニケーション力とかを計るそうですよ、面白そうですね。普段から会社で「昼ご飯はいつも一人でロッテリア」「飲み会ではノンアルコールでトークゼロ」「『つまんないですか?』『怒ってますか?』と気を遣われてばかり」というスーパープレイを決めている俺は一体どんな点数になるんでしょうか?何となく分かるけど。


―――ただいまテスト・ザ・ネイション中―――


あー、えーっと、43問正解の96です。ほぼ平均値です。非常に感想述べづらいです。細かく見ていくと殆どのブロックで平均点を下回る結果でしたが、ブロック4の「価値当て」と「ユーモア」だけは平均を大きく上回る結果となり、「ユーモア」に関しては満点ですよ!これらを総合すると「人間らしい振る舞いはこれっぽっち出来ないし、コミュニケーションはちっとも取れないけど、一人で思い出し笑いをする人」という人間像が浮かび上がってきて、それ俺だよ!まさに俺!人間像そのもの!テレビ朝日は監視カメラを俺の部屋にしかけるのはいい加減やめにしてくれませんか?夜も眠れませんよ?というか「ユーモア」の問題をいくら正解したところで、判明するのは「テレビ朝日が面白いと思っている物を面白いと思う力」なので、テレ朝っ子度が測れるだけではないのか?あと「愛想笑い判別テスト」として人の笑い顔を見ると、どれもこれも愛想笑いにしか見えなくなってくるから人の猜疑心って怖いね。


最後に。このエントリを読んで「『ユーモア』で満点取った奴ってのはこんな文章センスの奴なのね。じゃあ俺、満点じゃなくていいや」と思って溜飲を下げていただいた方がいらっしゃるなら、これ幸いでございます。ユーモアなんてテストで計れるもんじゃないですからね。それこそ人間関係の中での話ですから。でも俺は満点で君は満点じゃないんだけどね!!!!

オトナがする勉強

会社に受けろと命じられている日商簿記二級の試験日が今月末に迫っているのだが、困ったことにちっとも勉強に身が入らない。つい部屋でダラダラとインターネット(君が今まさに見ているこれのことだ!)をしてしまう。これではいかんと思ったのだが、家にいるとどうにも気が散るし、そもそもがノートを広げられる机が無いので仕方がない。というわけで、一度は行ってみたかった有料自習室を利用してきた。だが感想は別に無いし、ドラマチックな出来事も別に無かった。落とした消しゴムを拾おうとした浪人女子と「あっ……」「あっ……君はこの前の…」といった小さな恋のメロディーは全く無い。若いチャンネーは居たかも分からんけど、大きな仕切りによってスペースがしっかりと仕切られていたので分かりません。司法書士志望の人は後ろをウロウロしてたけど。そんなことより間に合うのかよ簿記二級。

RYDEEN 79/07

http://www.rydeen79-07.com/index.html

ジャパニーズテクノのナントカであるところのYMOが性懲りもなしにメガヒット曲「ライディーン」をアレンジして販売しているよ!ネット配信限定とか謳っているけど「奇跡のCD化!」するのも時間の問題ということは黙っておきましょう。俺は買っちゃったけど。

ライディーンを聞くたびにWIRE02の時のライブを思い出す。WIREっていうのは毎年夏に催されるテクノイベント的なもので、その2002年大会にはYMOのメンバー細野氏と高橋氏が参加してたの。いわゆるYMOの「世界の」という冠が付かない方の二人。いや、そんないわゆり方はしないが。ともあれ大御所がイベントに来たぞ!ってことで登場時こそ会場は盛り上がったんですが、マイペースな巨匠二人が延々とダンスできないゆったりミュージックを流すもんだから、会場内座り込む人続出。このまま持ち時間の30分が終わっていくのかと思われたのですが!世界という冠こそ付かないものの流石は巨匠!気怠い雰囲気が一変するような音を流してきたのです!そう!ライディーンのイントロが!!!2音だけ!!!2音だけですがそれは確かにあの曲!!!一気に盛り上がる会場!しかし!2音だけ流しても盛り上がるのを確認して満足したのか、その後もゆったりミュージックを流す巨匠二人だったのでした。あんな年の重ね方をしたいと強く思った。

あるあるじゃなくても

あるある大事典に虚偽の内容が!番組終了の危機!というニュースを日曜に聞いて、そしたら本来はあるある大事典のはずの時間は何をやっているのか?と思い、その時間にフジテレビにチャンネルを合わせたらお詫び放送になってた。関西テレビの局アナが神妙な顔で淡々と虚偽の内容を紹介してた。でも虚偽内容の一つである「外国の教授のインビューに全然違う内容を吹き替え」に関してはは大手を振って許してあげたい。ミスターマッスルとかワールドダウンタウンみたいなもんだ。これから関西テレビは同じ手法でどんどん面白いVTRを量産して欲しい。
納豆がダイエットに効果が無いことが俺の人生に与えるインパクトを考えたが、俺は納豆嫌いなので全然関係なかった。そして俺以外の人にも別段それほどのインパクトはないだろ。これがきっかけでテレビが信用出来なくなったからって別にそれが何なんだ。テレビを信用してもしなくても俺が無能なことはこれっぽっちも変わらないよ。どの番組が信じられなくなっても何も変わらない。つーかテレビ番組に限った話でもないよ。雑誌でも新聞でも新書でも論文でも映画でもゲームでもブログでもどんな媒体でもいいよ、何を読んで何を信じて何を糧にして過ごしても、俺が何も出来ない無能であることは何も変わらないだろうし、お前だってそうだろ。外から与えられた情報だけでは何も変わらない。あらゆる事象が見渡せるようなこの世の理を耳元で教えてもらったとしても、俺なら次の日だるくて二度寝するよ。だって面白い吹き替えの一つも出来ない無能ですよ?あるあるスタッフにはそれが出来ましたのにね?