ベストセラー教授

ただいま絶賛広告中のDS用謎解きソフト「レイトン教授と不思議な町」の謎解き部分は多湖輝教授(昔ベストセラーだった「頭の体操」シリーズ著者、「マジカル頭脳パワー」も監修)が担当しているという話を聞いた。

「じゃあ、主役はレイトンなんて洒落た名前じゃなくターゴ教授かターゴ博士かターゴ部長にして、挙げ句の果てに大落ちで『ターゴ教授は実は女だったのだ』とやらないと嘘でしょうが!!!!」

と言いたい気持ちはやまやまなのですが、周囲に頭の体操ネタの分かる読者が居ないので黙っています。平たく言うとクイズパズル本の類である「頭の体操」シリーズなのですが、それぞれの問題は、言葉クイズなのか論理クイズなのか数理パズルなのか、というパッケージングがまるでなされていない状態で並べられていたのです。とんち問題と本格計算問題が何の予告もなく並べてあるところは今でも結構新鮮だと思う。たとえばこんな問題を子供の頃に読みました。「『ターゴ』という単語はA国では肯定、B国では否定、C国では不明の意味を表す。この三か国の人たちに同じ言葉をかけて全員に『ターゴ』と応えてもらうには一体どう言えば良いのだろうか?」著者の名前のもじりが度々登場するのは頭の体操シリーズの伝統なのです。



ちなみに答は「『ターゴ』と言って下さい」だったのであの教授はいつか誰かにぶん殴られるんじゃないかと子供心に心配になった。あれから十数年が経ちました。多湖教授は殴られもせずに元気にゲームの監修をしています。いや、殴られたかも分からんけど。


レイトン教授と不思議な町(特典無し)
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頭の体操〈第1集〉パズル・クイズで脳ミソを鍛えよう
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