こちら集英社ヤングジャンプ戦略部

コンビニに行ったら雑誌棚に山盛り刺さってるヤングジャンプの表紙に「バイブ」って文字が躍ってたんで、卑猥!電動!き、き、き、きみぃ!その汚いものをしま、しま、しまいたまえ!と思ってとっさに手に取ったら「ヤングジャンプは輝く男のバイブル」ってフレーズの「ル」の部分が前列の雑誌で隠れてるだけだった。

何だ隠れてただけか〜、偶然エロワードみたいに見えただけじゃん〜、と隣の棚の近代麻雀を立ち読みしようかと思ったら、近代麻雀表紙のアカギが俺に「目を覚ませ!偶然なんかじゃない!」と俺に語りかけるのでよく考えたら分かった!これ偶然じゃないよ!コンビニの棚ってのは恐らく全コ連(全国コンビニ連合会、今さっき俺が勘で考えた会)の規格に則って作られているはずなので、その寸法はどこも同じ!つまり、まさに今どこのコンビニでもヤンジャンバイブ現象が起きているはず!これは明らかに意図的なもの!ヤングジャンプ表紙デザイナーの明確な意志を感じる!これはほんとうのことです!

置かれ方を意識してパッケージを工夫するってーと、有名な例だと東京スポーツの見出しとかでしょうか。「雪男、南アルプスで発見      か?」みたいに見出しの最後に疑問符や否定句が入ってんだけど、その部分はちょうど新聞の中央の折り返し部分になってるから真偽は手に取ってみるまで分からない、みたいな。そういう話で俺が一番好きなのは15年くらい前に放送されていた「EXテレビ」のラテ欄に関する話。ステレオ放送の場合、ラテ欄では番組名の前に[S]って記号が入るようになっているので、それを逆手にとって番組名を「EXテレビ」にした、という真偽不明の伝説を聞いて不覚にもちょっと感動した。その後、苦情が来たため番組名は変えずにモノラル放送に変更することで乗り切ったという伝説も真偽不明だけどいい話だ。というか裏を取ってから話をしてください>俺。

コモディティのパッケージングはロケーションをカンガエなければナラナインダヨネ〜、という鼻につく感じのまとめでこの話は終わり。